自らの心が、しゃんと地に足をつけて立っている。
そんな状態のことを言う。
子どもの頃。
中学生、高校生あたりだろうか。
親とどこかに出かけることが嫌になる時期がある。
私にもあった。
しかし、親がいないとどこか物寂しい。不安。
そんな時期。
そう思っているうちは、いくら親の前で立派ぶっていても、自立しているとは言えない。
親も、子も。
どんなに離れていても。
お互いの生活を送り、不安のない状態であることが、
親離れであり、子離れである。
親はいくつになっても子が心配という気持ちは分かるけれど。その状態である限り子はちゃんとした意味で自立できない。親自身もしかり。
子を大切に想う気持ちと、甘やかすことはイコールではないのだ。
親の心子知らず。
しかし、親は無くとも子は育つ。
私が前勤めていた会社の話を少々。
自分がいればなんとかなる。はご法度だった。
作らなければいけない環境は。
誰でも、出来る環境。
その考え方が染み付いているのか。
私も、いつどうなっても良いように生きている。
私がいればなんとかなる環境なんてなんの価値も無い。 そう常に考えている。
正解か不正解かは分からないけれど。
自分の番を次の世代に譲るんだ。
その世代も、さらに次に譲れるように。
そう考えなければ、自分の代のお荷物まで次の代に渡ってしまうから。
スムーズに、次世代に繋いでいける環境こそ。
追い求めるべきなんじゃないかなぁと思います。
親と、子の関係もしかり。
そうじゃないところは、次に回さず。
自分の代でケリをつけなくてはならない。
そう、思います。
なんの憂いもなく、世代交代が出来る。
そんな環境こそ、次の世代の自立を促す。
親、先輩、上司、社長。
位や立場は様々でも、必ず世代交代は来る。
現役時代なんて、そう長くはない。
前に立つ者の背中を見せることも大事だけれど。
諸問題を野放しにしての世代交代はいけない。
そう強く思います。
簡単では、ないのですけれど。
なにがし。