今日は、病院に行きました。
最後の受付だったので人は少なく、私以外に大人が二人、小学校低学年くらいの子どもが二人。
中の待合室で一緒になりました。
ふと私の視線の先にいる子どもがキョロキョロと辺りを見回しているのに気付いたのです。
おそらく親御さんは、外の待合室。
その子はちらちらと隠すように持っていたスマホと、辺りを交互に見ていました。
その視線の先には。
壁に大きく貼られた「スマートフォン、携帯電話の使用禁止」の文字。
そして、堂々とスマホを横持ちでゲームでもしているのだろう、二人の大人。
その横を颯爽と過ぎ去る看護師さん。
傍観する、私。
なんで?という不思議な顔をしているのが良く分かりました。
学校であれば、ルールを守らなければ先生に叱られて当たり前。
しかし大人たちは、堂々とルールを破るのです。
私はこの子の気持ちが良く分かるなぁ、と思いました。
同時に、私も含めた大人たちの情けなさと不甲斐なさ。
大人のやることを学べ、と言われる割に。
自分らはなにしとんねん!みたいなね。
なんだか、申し訳ない気持ちにさせられました、というお話です。
汚れのない、子どもの目と。
感性も瞳も澱みきった大人たち。
日常に良くある一コマではあります。
きっと、この感じはまず、変わっていかない。
子どもたちもいつしか大人になり。
なんだよ、話が違うじゃないか!という経験を何度も繰り返して大人になる。
せめて、あの子は私たちを踏み台にして大きく育って欲しいなと。
そんな風に思った次第です。
なんてね。
なにがし。