病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

哲学を考える。

心理学と哲学は分かり合えるか。

ちょっと哲学の本を読んだのでこんなことを書いてみようと思いました。

哲学はかじっただけなので、いやいや違うよって思われてしまうかもしれません。ただ、考え方次第で心を楽にする作用は哲学にも心理学にも同様に通ずるものがあると思います。

結論から言うと、哲学は有りだと思います。

心理学は少しずつ世の中に浸透している感がありますが、哲学はまだそこまでではないと私は思います。でも意外と無意識に、当たり前に哲学は私たちの生活に染み込んでいて。それらを知ることで見えてくるものが必ずあります。


哲学とは

古代ギリシアでは学問一般を意味し、近代における諸科学の分化・独立によって、新カント派・論理実証主義・現象学など諸科学の基礎づけを目ざす学問、生の哲学、実存主義など世界・人生の根本原理を追及する学問となる。認識論・倫理学・存在論などを部門として含む。 — 『広辞苑』第五版、岩波書店、1998年、「哲学」より

ということです。

(19世紀前半までの用法)哲学者による知の探求一般。学問全般。こうした哲学を行っていた哲学の専門家は哲学者と呼ばれていた。 (中世の中頃以降の大学制度)カリキュラムの自由七科。 (19世紀後半以降の用法)学問の一分野で、哲学者による問題の発見や明確化、諸概念の明晰化、命題の関係の整理といった、概念的思考を通じて多様な主題について検討し研究するもの。この意味での哲学の研究に従事する学者は哲学者と呼ばれる。 個々の哲学者による哲学探求の成果も哲学と呼ばれる。

あとはこれです。

今回の話で大事なのはここです↓

哲学者による問題の発見や明確化、諸概念の明晰化、命題の関係の整理といった、概念的思考を通じて多様な主題について検討し研究するもの。

人間こういう時はこう考える。だろう。
ということを考えてきたのが哲学の一分野にあるのです。明確化して、明晰化して。分からないものを理解しようとする。 心や、生き方、思想も含めて。

ここから、哲学が心理学にも通じている事が分かると思います。


日常に染み込む哲学

掘り起こせば大体の物事に哲学的思想が潜んでいる、と言えるのではないでしょうか。こじつけも含めて。

実用哲学のススメ。〜日常生活で結構使える哲学〜 - そういう考え方もあるよね ↑このブログで分かりやすく書いています。

言い方を変えると、くどいのかもしれません。
そんなの当たり前でしょ、ということになんやらかんやら難しい名前をつけて、それを駆使して解釈をする。 それが哲学です。

つまり。

何となくな事柄に名前をつけて明確にする。

これが、不必要だと思う人はそれでいいんですが。
必要だなぁと感じる人には刺さるんです。

自分のやりきれない思いも。決断できないことも。
悩んでいることも。何でもかんでも。
どこかの哲学者はきっと、飽きるほど研究済みです。

頼ってばかりではダメだと思いますが、たまにはこういうものに頼って、明確化してみてもいいんじゃないかなぁと思うんです。


おわりに

いかがだったでしょうか。 まだまだ勉強不足ですが、心理学も哲学も、思考や思想など見えないものを解釈するものであって。

生きる上で、心をより良い状態で保つという目的に近付けるツールになり得るんじゃないかなぁと思うんです。

何事も使い方、解釈、考え方次第です。

ちなみに、これを書きながら情報を集めてみたんですが、哲学は深いです。恐ろしく。
私ごときの言葉では、まだ表現しきれません。 もうちょっと掘り下げて、哲学や思想についての記事も書いていこうかなぁと思いました。あまりマニアックになり過ぎないよう、あくまで日常的に使える範囲内で。

最後に、ニーチェの言葉を1つ。

私を破壊するに至らないすべてのものが、私をさらに強くする。
だそうです。何事も経験、ですね。

なにがし。