病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

自分の課題を、押し付けるな。

アドラー心理学の考え方にはですね。

課題の分離
というものがあります。

人には大体、課題というものがあって。
それは大きく、自分のものと他人のものに分けられます。

アドラー心理学においては、
この課題を分離することが大切である、と説かれているわけなんです。

たとえば。
AさんとBさんの二人がいたとして、 AさんがBさんに対して、
「私はBさんが嫌い」と言ったとしましょう。

この場合、ここには。
Bさんのことが嫌い、というAさんの課題があるわけです。

Bさんが、
Aさんに好かれたい
という思いがあればBさんの課題も生まれますが、
もしそうでない場合、ここにBさんの課題はありません。

つまり、Aさんが何を言おうと、
Bさんは一切、気にする必要がないということです。

これが課題の分離。
ぱっと見Bさんは冷たい人に見えるかもしれませんが、
これこそが「嫌われる勇気」につながる考え方なんです。

で。
この課題の分離という考え方はよく、
Bさん側の視点で使われることが多い印象です。

他者の課題に踏み込まないように。と。

しかし今回私は、Aさんの視点でお伝えしてみたいなぁと思っています。

要するに、
自分の課題を、他者に押し付けてはいけない、ということです。

今、少なからずアドラーの教えが広まってきた日本において、
こういった考え方は、厄介者と捉えられても仕方がなくなりつつあります。

「課題の所在」の意識を持つことが大切なのかなぁと思うのです。

これは、言いたいことを言うな、ということではありません。
矛盾するようですが、自分の気持ちを相手に伝えること自体は悪いことではないのです。

しかし。
自分がそれを伝えることによって、
たとえば相手の考え方を変えようだとか。
相手の行動を制限しようだとか。

そういうことがあまり好ましくない、ということなのです。

誰だって、自分の考えを制されるのは気持ちの良いものではありません。

良い関係性を築きたいなら。
少しでも健やかに生きたいなら。

課題、というものに目を向けてみるのもいいかもしれませんよ。

少し厳しい書き方だったかもしれませんが、

この記事の内容を伝えることは私の勝手で、
この記事を読んであなたがどうするかは、あなたの課題と言えるでしょう。

よしなに。