病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

カウンセラーと、来談者中心療法を語る。

やっと辿り着いた200記事目です。 いつもありがとうございます。
間違いなく、読んでくれる皆様がいたからこそ、ここまで来ました。

今後とも、よろしくお願い致します。


カウンセラーという資格と、やっていることについて、今日は書きます。

病んでる人も、そうでない人も。
カウンセラーって何者?って思う人がいるかなと思います。
中には、カウンセリングを受けてみたい、そんな人もいるかもしれません。
カウンセリングに行ったことがあるけど、よく分からなかった、不快な思いをさせられた。 カウンセラーという仕事に興味がある。 そういう人にも是非。


未熟ながら私も資格保持者です

私は、とあるカウンセリングの資格を持っています。
一応プロとして開業も出来ます。
(とは言え、誰でも出来ますけど)

ただ、資格の更新をしていないので、実際の名称は今回は伏せておきます。
まぁ、産業系のカウンセラーとだけ。

ガチの心理学、カウンセラー業界の人から見たら私はまだまだひよっこです。
ひよっこというレベルですらないですね。なんちゃってです。

そんな私がカウンセラーについてのお話をちょっと説明していきます。

本日はカウンセリングの基礎知識について。

語っていきたいと思います。

※あくまで基本的な考え方に基づくもので、全てのカウンセラーに当てはまるものではありません。


今回のお話の範囲について

主に、病んでる人の心理的援助に関わるカウンセリングのお話をします。
最近では、美容とかお金のこととかカウンセリングの種類も多岐にわたっていますからね。その辺は省きます。

アマチュアなので、わりかしフランクに書きます。


カウンセリングの基礎知識

カウンセリングとは。 主に対面で相手のお話を聴く、来談者中心療法と言う考えに基づいた精神的な自立の援助を目的とする行為です。

気になるのが、来談者中心療法ですかね。
これについて説明します。

相談に来た人が、思うままに話し、自由に考え、そしてその結果を自分なりに考えて行動をして状態を改善する療法。
という感じです。

よく、カウンセラーはオウム返しばかりで何も教えてくれない、なんて声を聞きますが。
これは来談者中心療法に基づいているからこそなんですね。

カウンセラーは、基本、何かをこうしなさいとは言いません。

来談者自身が、何をどうしたらいいのか、自分はどういう状態なのか、何を感じているのか。
それを自分で分かってもらう為にあえて、言っていることを伝え返しているんです。

カウンセラーはあくまで鏡という考え方もあります。

自分の姿を見つめるのは、勇気がいります。

言ったことを言い返されて腹がたつのは、
そんな自分と向き合えていないからだったりします。

つらいかも知れませんが、それを見つめた先に問題解決の糸口があるんです。
それを見つけてもらう為に、ただひたすらに鏡となり、寄り添う存在。

それが、基本的なカウンセラーの役割です。
まぁ、様々なスタイルはカウンセラーごとにあるんですが、
あくまで基本的な考えはこうなっていると言っていいと思います。


カウンセラーを有効に活用する考え方

実際カウンセリングを受けるにあたっては何を注意するとか、
そういうものは全く気にしなくて大丈夫です。

来談者中心療法なので、何を言うのも、言わないのも。
どう感じるのも相談する側の自由なんです。

悩みを打ち明けたくないと思うなら、言わなくていいし。
昨日見たテレビが面白かったら、それを話したっていい。
オウム返しばかりで腹が立ったなら、それを伝えてもいいです。

言いたいことを言って、
それでいいの?
何が変わるの?
何の意味があるの?
と思うかもしれません。

でも、それでいいんです。
カウンセラーは、あるがままに相談者を受け入れ、肯定し、寄り添うだけです。
自分の発言を常に肯定的に捉えられると、だいたいの人は気分が良くなります。 それによって得られた気持ち、芽生えた気持ちを糧に。
相談者は次なる行動に向けて歩き出す、というのが基本的な流れになります。

ぶっちゃけ大切なのは。
継続することです。

継続していく中で、どう言う思いが芽生えるか、何を感じるかは
カウンセラーの腕前と、相談者の意思次第です。

嫌だったら、カウンセラーを変えても構いません。
何の世界でも同じく、未熟な人もいることは事実です。
ましてや人と人のやりとりなので、人間的に合わない部分もどうしてもあります。
カウンセラーも、経験の中でちょっと違うスタイルを見出している人もいます。

大切な大切な一番の目的は
相談に来た人が何かを得る、ということです。

それ以外のことは、全てどうだっていいんです。
それが来談者中心療法ですから。
最終的にカウンセラーを信頼し、カウンセラーもまた相談者を信頼し。
お互いの協力のもと、その目的へ向けて歩んでいけることが理想かと思います。


カウンセリングの効果

継続することが必要なので。
数回行ったぐらいではカウンセリングの効果は出ません。
長い付き合いの中で、お互いに信頼しあった関係となることで初めて、
自分とも向き合うことが少しずつできるようになります。

そこから見える効果は人それぞれです。

自信を持てるようになったり。
何かの行動を起こす為のエネルギーを得たり。
時には、考えを改めることもあるでしょう。

何にせよ、継続の向こう側にそのような効果が見えてきます。


ダメなカウンセラーもいる

残念ですが、これは本当です。
モンスターカウンセラーという残念極まりない言葉すら生まれてしまいました。

「カウンセラーとして、一人前になるには、
高名なカウンセラーの下で5年以上の修行が必要」

これは私の師匠が言っていた言葉です。 ここまでやってスタート地点です。

ですが、当然ながら誰もがこういう道を辿ることは出来ません。
私の師匠の言葉が正しいなら、
少なからず、ダメなカウンセラーもいることになります。

アマチュアの私が偉そうに言う事ではないんですが。

心や医療に携わる仕事として。プロとして。
それにそぐわない仕事の言い訳はできません。
決して簡単ではないですが。
現実的に、その辺りはまだまだ発展途上だと私は感じます。
カウンセラーの心無い言葉によって傷付いた人もいます。
そこは、この業界として受け止めるべき課題であることは言うまでもありません。


おわりに

いかがだったでしょうか。

はっきり言って、なかなかこういうものは伝わらないと思っています。

誰にとっても素晴らしいものでは無いので。

少なくとも私は、これまでやってきた勉強や講座の中で、
カウンセラーの考え方に触れ、カウンセリングを受け。
それによって救われた経験があるからこういうことを書けているだけです。

良き出会いは必須で、
自分から学ぶ、前進しようとする意思、環境。
カウンセラーの腕前。
様々な要素が合わさって、カウンセリングの効果は少しずつ現れてきます。

もちろん、嫌な思いをして二度とやりたく無いという人もいるかも知れません。
カウンセリングだけが全ての答えと言いたいわけでは無いですし、
そういう人も含めて、カウンセリングが一般的に受け入れられている現状は
まだまだ遠いと認識しています。

選ぶ道は人それぞれです。
ただ、今回こういうカウンセリングについての知識を得て、
ほんの僅かでも興味が湧いてくれたらいいな、と思っています。

それによって救われるか、傷つくかはぶっちゃけ責任取れません。
人間、何をやって何を得るかなんて分かりませんしね。

でも。
カウンセリングの本当に深いところを見たら。
ものの見え方は変わると思います。

そういう面白みがあるものの一つとして。
大きく言えば、人生観すら容易く変わる可能性のあるものとして。
一つ、捉えてみてほしいなぁなんて思います。

なにがし。