iPhoneに新機能が追加されたのをご存知でしょうか。
その名も、スクリーンタイム。
どのアプリを何時間使ったかが分かる機能です。
さらに1日に使う時間も設定でき、その時間が来たら強制的にアプリを落とす、なんて使い方もできます。
これ。
いいなぁと思っています。
お気に入りの機能です。
使いすぎも防止できて、かつ限られた時間しか使えないのでダラ見も防止できます。
ちなみにメンタル界隈にも、これと似たようなものがあります。
時間制限心理療法、短期療法とも言われます。
短期療法 : 心理学用語集
普通、カウンセリングなどを行う際は、期限を定めません。
しかしこの短期療法は、1時間×12回まで、などと期間を決めます。
限られた時間しかないので。
余計なことを話す時間はなく、効率的にカウンセリングを行わなくてはならない。
来談者自身も、時間的猶予がないからこそ、結果を出そうとする。
結果的に期間を定めないやり方よりも心の問題に集中しやすく、来談者の負担も軽減できるというわけです。
人は、選べる自由というものをなんとなく求めがちですが。
自由だからこそ、いいわけではない。
やれることが多いから、選べるから良いわけでもない。
時間制限という不自由が、かえって心理的に集中できる側面がある、という良い例かなと思います。
時間制限心理療法。
これ、公認心理師という国家資格の試験の出題範囲です。
だから、というわけでもないかもしれませんが。
結構大事な考え方なんです。
時には多少の縛りはあっていい。
そんな風に私は、思います。
なにがし。