当時打ち込んでいた部活動で。
「あぁ、私はあそこにはたどり着けない」と。
とある、大きな大会で高校生全国一位の選手の試合を見た時だ。
個人競技。
そのルールの中で。
あの人には一生かかっても辿り着けない。
絶望的なまでの、差。
凡人の私には、とてつもなかった。
ストレートな言葉で言えば。
諦めたのだ。
否定したんだ。自分の可能性を。
血反吐を吐いても、努力して。
高い壁に挑もうという思考を。
そこから私は、
どうあがいても上には上がいる。
だから、勝負しない。土俵に上がらない。
そんな生き方をするようになった。
ポジティブに捉えれば、賢いとも言える。多分。
ネガティブに捉えれば、臆病者。
ちなみに。
努力は好きだ。何でもかんでもやらないわけじゃない。
何かを掛け合わせて、オンリーワンな自分を目指そうとするのだ。
例えば、さっきの全国一位の選手を引き合いに出す。
その競技で一番強い。それはもう、至高の存在だ。
でも私はそこを目指さない。
その競技で二番目に強い存在でいい。
なんならベスト8ぐらいでもいい。
その代わりに。
全国模試でも上位、みたいなところを目指す。
それならば、競技人としての価値はそこそこだが、
総合的に見た人間的価値で、至高の存在と少しは戦えるはず。
イメージは、そんな感じだ。
もちろん私は競技も模試もそんな全国区ではないけれど。
いいじゃないか。そんな生き方があったって。
所詮負け犬と言われようと、それが自分の美学に則っているなら、
なんて言われても平気。
ちなみに、全国一位の選手が模試も上位ならば、
高校生マジシャンとか目指す。youtuberなんかでもいい。
その人が持っていない付加価値を自分に付ける。
これでもかってくらい捻っていく。
私が、カウンセラーの資格を取ったり、心理学の勉強を始めたのも。
そういう要因が少しある。
今は、そういう生き方も推奨されている側面があるから、
もっともっと頑張らないといけないけども。
(弁護士の資格を取っても、他のスキルがないと話にならないとか言われている。)
まぁ、そんな感じで。
何か一つのことを突き詰めることはすごいし、尊敬する。
でも、そうじゃない生き方もあるし、それが求められている業界もある。
出来ない事を嘆いているだけじゃ、いけない。
情報はいくらでも溢れているのだから。
じゃない方の生き方。
みたいなところを進んでいくってことも、アリだと思う。
あ、オンリーワンな生き方って書いた方が、格好いいのかな。
なんて。
なにがし。