私は、「人生のなんたるか」なんてほとんど理解していません。
ただ自分が経験した、ごく狭い人生というものの中で、
これはこうだったからこう思う、とか。
こうしたらこうなったから次からこうしよう、みたいなものが割と大事なことだと思っています。
経験こそが、人生という強大な存在と戦うための武器のひとつなんじゃないかと。
いつものごとく、ありきたりな感性ですが、思うのです。
で。
最近、すごく感じます。
ちゃんとしないとダメだ、と。
人間というカテゴリーでくくれるかは分かりません。
今回はあくまでも、私は、という話で書きます。
私はちゃんとしないと失ってしまうのです。
今、自分の立ち位置をできるかぎり客観的に捉えると、本当に瀬戸際も瀬戸際で。
ひとつひとつの選択がもはや、命を賭けたギャンブルのようで。
死ぬほど努力しても、世間一般にすら手は届かない。
そんな風に感じています。
何事も、気付けば手遅れで。
気付こうとすることすらも、いちいち天秤にかけて取り組まなくてはならなくて。
こうなる前に自分の立ち位置に気付けなかった、自分の能力の低さをただただ呪うばかりの日々です。
誰もがこうなる、とは言えないけれど。
自分の人生をないがしろにした人間に訪れる末路なんてこんなもので。
しっかりと、自分はどうしたいのかを考えて、未来はどうしたいのか、ということを考えて。
自分のための道を少なからず選ぶ努力をしなければ、未来は苦しいものになる。
いま、私はそう思います。
ただ、諦めてはいません。諦めた時が本当の手遅れなので。
誰かがこんなことを書いていました。
「そこで諦めるから失敗になるんだ。諦めなければ過程でしかない」
だから、ちゃんとしようと思います。
今更何やっても遅いとか。
三十過ぎてどうすんの?とか。
いろんな人に言われるし、バカにもされるし、自分自身でもどうしようもない人間だなぁと思うのですが。
何をいくら考えても、今の自分の行動でしか未来は変わらないし、誰かが手を差し伸べてくれるなんて希望は持っていない。
耐えろ。頑張れ。
もし、同じく自分の現状に苦しむ人がいるのなら、私はこう伝えたい。
耐えろ、頑張れ。
最後まで頼れるのは、自分自身でしかないのだから。
なにがし。