人とのコミュニケーションがうまくいかなかったとき。
自分が我慢すればいい、と思ったことはありませんか?
私は、何度もありました。
上手に思いを伝えられず。
他者とわかり合おうともせず。
諦めたようにして。
他者のいいなりになるのです。
「自分が大人だから」
そう自分に言い聞かせて。
本当ならもっともっと言いたいことがあるのにもかかわらず。
ただひたすら、波が過ぎ去るのを待つのです。
確かに、波風は立たないかもしれません。
楽かもしれません。
しかし、自分を ないがしろにしてしまった後ろめたさは、いつまでもついて回ります。
そして、最後。
自尊心を失い、他者の価値も下がり。
コミュニケーション不全となってしまいます。
言いたいことを言えばいいってものでもなく。
言わなければ苦しい。
要するに、塩梅が大事です。
自分を大切に。
他者もそれなりに、大切に。
自分を犠牲にせず、かつ。
可能なかぎり他者も尊重する。
仏教には、自分も他人も大切にする「自利利他」という考えもあるようです。
心安らかに生きるためには、「技術」「信念」が必要です。
今日は、そんなことを書きたいと思いました。
なにがし。