「あの人、言ってることは正しいんだけど……」
と聞いたことはないでしょうか。
私は結構、耳にします。
この言葉が意味するものは何か。
というのが今日のテーマです。
この言葉が意味すること、それは。
「世の中は、論理的に正しければ正解である」
とはならないということです。
論理的に正しくても、
それが正解にはならないケースが存在するのですよ。
それが人の気持ち、なのです。
仮に正しくとも。
誰かの気持ちを無視した正論は、
時として毒となります。
ただですね。
ここで一つ言えるのは、
正論は正論でしかないということです。
それを毒として捉えるのか、
正論として薬に変えるのかは、
受け取り手次第。
気持ちを優先するか。
事実や正論を参考にして何かを変えるか。
どちらを選んでも構わないのです。
気持ちを優先して、
ひとまず心のエネルギーを溜めて、
それから頑張るか。
歯を食いしばって痛みに耐え、
正論を正論のまま受け止めて行動を変えるか。
結局のところ、
このどちらかを選ぶのです。
注意しなければいけないのは、
気持ちを優先して、
それで終わらせてはいけないということです。
その先にアクションを起こさなければ、
現実もまた、変わらないからです。
ぜひ。
その辺りを考えてみるきっかけになればいいなぁ、と思います。