一般的に瞳孔が開く、と聞くと。 人が亡くなった時をイメージします。
実は生きている人でも瞳孔が開いたり閉じたりするタイミングがあります。
そこに心理的な意味があることはご存知でしょうか。
今日はそんな、瞳孔の動きと心理についてお話しします。
この記事を読むと。
ヘスの実験が分かる。
瞳孔が開く瞬間の意味が分かる。
他人の心理がちょっとだけ分かる。
こんな効果があると思います。
瞳孔が開くとは
瞳は、 瞳孔を開く瞳孔散大筋と、 瞳孔を閉じる瞳孔括約筋の二つによって目から取り込む光の量を調節します。
基本的な役割はそれです。
しかし心の動きによっても瞳孔が開くタイミングがあるとアメリカの心理学者ヘスが気づきました。
それが有名な、ヘスの実験です。
ヘスの実験とは
異性愛者の被験者に異性の裸の写真を見せる。
同性愛者の被験者に同性の裸の写真を見せる。
空腹の被験者に食べ物の写真を見せる。
女性の被験者に赤ちゃんの写真を見せる。
などなど。 これらの写真を見せた時と、違う写真を見せた時の瞳孔の開き具合を調べたのがヘスの実験です。
結果は想像通り。
被験者の興味興奮を刺激する写真を見せると、瞳孔が開くと言う結果になりました。
瞳孔を見ればなんとなく人の気持ちが分かる
無意識にですが、
人の目に対して優しい視線だなと感じる時は瞳孔が開いていることが多いです。
あとは過去の経験で、あぁこの人怒ってるなと感じることがあると思いますが、
そのまま受け取っていいと私は思います。
猫の瞳孔なんかはとっても分かりやすいですね。
人は生物であれなんであれ目に敏感です。
実際の目じゃなくても、目っぽいものに敏感なんです。(シミュラクラ現象と言われます)
目、表情、そう言うものを経験も含めて感知できる能力が基本的には人間には備わっているので、
目に関して感じたことは直感的に受け取っていいと思います。
恋愛心理学とかビジネス心理学で瞳孔を見ろとか言われますけど、
実際瞳孔が開くのを観察するのはとても難しいので気にしなくていいです。
恋愛心理学を挟み込むならば、食事に誘うときは暗めのお店が良いですね。瞳孔が開いて、薄めの光で顔が柔らかく見えるのは間違いありません。
おわりに
いかがだったでしょうか。
目や表情筋には心の動きがモロに出ます。
あまり考えすぎず、知識に捉われず。
目の前の人とのコミュニケーションを楽しみましょう。
そうすることで、人はまた新たな一面を見せてくれることがあります。