得てして、人は気付いた時には手遅れだったりします。
私も。
いろんなことを考えて今日まで生きてきたつもりだったけれど。
じゃあ何をしてきたの?と言われた時に。
人に示せる確固たる証明はほとんど、何もありません。ただの人でしかありません。
カウンセラーと、他にいくつかの大したことない資格。
職歴は色々盛って書けるけれど、実績を示せるものはありません。
毎日ブログ更新してます、ネットの勉強してますって言っても仕方ないし、あとは普通自動車免許ぐらいです。
五体満足かと言われれば微妙だし、健康とも程遠いし、高卒だし。
体力も知力も自慢できるものは何もありません。
転職したって給料が上がるとは思えないし、そもそも今いただいている給料ではもう、苦しい。
色々と家庭環境もボロボロだし、当然資産も何もなく、未来もほぼない。
つまり、私には後が無い。
これは、私の友人も似たようなことを言っていて。
これまでどう生きてきたかが三十代を過ぎた以降の人生を左右するかの大きな問題だと私は思っています。
誰もが、人生は一回目です。
上手に生きてきた人、気付いて修正した人。 頑張ってきた人ばかりではありません。
私のように、三十歳を過ぎて気付いた人は多いはずです。
後が無い、自分は今まで何をしてきたんだ、と。
ただ、しかし。
遅いけど、完全に手遅れでもなかったりします。
理屈は、こうです。
気付いた人がたくさんいるならば、対処しよう、なんとかしようという大きな流れもある。
大きな流れがあるということは、そこに乗れば取り戻せるものもある。
つまり、その情報をしっかり捉えてうまく乗りさえすればいいんです。
もちろん人一倍の努力は必要だけど。
気付いた瞬間から、全ては始まる。
やることはただ一つ。
諦めないことだけです。
なんて。
なにがし。