病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

捉え方ひとつ。知識ひとつ。

心は疲れるものです。
そして、見るもの聞くもの、自分が受け入れるもの全てに影響を及ぼすと思います。
心が疲れれば、綺麗な花を見ても感動しません。
他人の些細な言動も、気に入りません。
色眼鏡をかけたように、世の中が見えてしまいます。
今日はそんな、お話です。


防衛機制

あまり馴染みのない言葉だと思います。

wikipedia:防衛機制

ちょっと難しいので、簡単に言うと防衛機制とは、自分の心を守る為の働きのことです。
代表的なのが、「抑圧」。 つらい時、苦しい時に、その思いを心の内に封じ込めるような心の動きです。
本当はつらくてしょうがないのに、他人に相談もできない。いや、相談する気すら無意識に押し込めようとする。

自分を守る為に、心が自ら無意識に行うもので、ごく自然なものなんです。


逃避

これも、防衛機制の一つに挙げられます。

学校や職場が嫌で休む。
飲み会が嫌で腹痛と言って休む。
勉強が嫌で、目に入った漫画を読みだす。スマホを触りだす。
嫌な会話を聞こえないふりをする。
見ていないことにする。

などなど。誰しも一度くらいは経験があるのではないでしょうか。
考え方にもよりますが、これは立派な心を守る為の働きなんです。
嫌だから。面倒だから。そう言えばその通りかもしれません。しかし、心の内なる働きがそうさせている部分もあるんです。ちゃんと、理由があるんです。


防衛機制の捉え方

防衛機制について詳しくお話しするのは、後にします。 今回のテーマは、物事の捉え方、ということ。

なぜ防衛機制、「逃避」の例を挙げたかというと。 捉え方を意識するとちょっとだけ心の消耗が減るからなんです。
例えば、職場が嫌で休む。 これは、厳しめに言い換えると単なるサボりですね。 職場の同僚や先輩、後輩など立場や関係性によっては怒りを感じます。
大事な会議があるのに。
あの人が休んだせいで残業になってしまった。
仕事が遅れた。 などですかね。 逃避された側は心に怒りを抱え、負担がかかります。
単純にサボりと捉えるとそうなります。

しかし、防衛機制「逃避」についての知識があると。
それをするぐらい追い詰められていたのかな、大丈夫かな、と捉えることも出来るようになります。 心の負担が変わるんです。 なぜそうなったか理由を考えようとするんです。 小綺麗に言い換えるなら、逃避した相手を思いやる心が生まれます。 これは状況にもよりますし、極端な例かもしれません。
しかし、捉え方の違いが心の負担を変えると言うことは 多少でも理解してもらえたらな、と思います。


おわりに

防衛機制は当然の現象でありながら、思わぬいざこざのきっかけになる事が多いのです。
しかしながら知識をうまく使うと、その逆も可能になります。
物事の捉え方は人それぞれ です。

物事の捉え方をコントロールするということは、価値観や人生観すら変えると私は思います。
知識は勉強すればなんとでもなります。
捉え方一つ。知識一つ。
何が大切かはわかりませんが、そういうものの積み重ねが、生活を楽にする事は間違いないと私は思います。

www.nanigashimental.work ↑宜しければこちらもご参考まで。

なにがし。