病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

メタ認知を語る。

メタ認知。

ご存知でしょうか。
割と心理学的でコアなものかなぁと思ってネットで検索したら。
結構ブログやyoutubeで取り上げられていて。
いわゆるビジネス心理学みたいな、社会人として知っておくといいよ!と言ったような感じになっていました。

今日はそんなメタ認知について。
たくさんの詳しい情報があるので、私はとにかく知ってもらうことを目的に書いていきます。

そもそもメタ認知ってなんなのか。
なんの為のもので、どういう意味があるのか。

メタ認知をしっかりと理解すると。
生きるのが少し楽になります。

つらい時、苦しい時。
誰も頼れないようなどうしようもない時に自分を救うのは、最後は結局自分自身だと私は考えます。
そしてその根幹となるのが、知識
その中でもメタ認知は基本にして最高峰の情報かなと思います。

いつものごとく、ざっくり書いていきます。

メタ認知とは

さて。
メタ認知ってなんでしょうか。

ここで言うメタとは、〇〇についての〇〇と言った意味です。

認知は、知ること。生物が五感で知覚したものをそれがなんであるかを判別したり解釈したりすることです。

それらを合わせるとメタ認知は。

認知についてを認知すること。

物事に対して、自分がどう認知しているか?ということを自分で認知(理解)するということです。

何かの出来事があって、自分が怒ったとしましょう。
その際、自分がなぜ今怒っているのか?ということを認識するというのが分かりやすいですかね。
悲しみや苦しみ、悩みも全てそうです。

極端な話。

感情の波は理性を超えて、あらゆる情報を捨て、思いのままに人間を支配します。

悲しい。つらい。苦しい。
イライラする。
面白くない。
ムカつく。
そういう感情に支配された時に。
今日の晩御飯は何にしようとか考えませんよね。
それと同様に。
なぜ自分がそうなっているのか?ということも考えることは出来なくなりがちです。

そう言う時に。
自分を俯瞰して。少し離れたところから。

なぜ自分はそういう感情に至っているのか?を客観的に把握する、ということがメタ認知です。

そんなイメージで理解してもらえれば良いのかなと思います。

メタ認知を知ると

ここまではあくまでも、メタ認知におけるメンタル的な側面の一部分です。

これをビジネスに置き換えれば。
営業の仕事の中で、どんな言葉、態度で臨むことが相手の心を掴むのに適しているか?
ということを自分で客観視(メタ認知)できれば、仕事に役に立つでしょう。

ブログにおいて言えば。
これを読む人がどう感じるか?をメタ認知できれば。
よりよい文章を書くことに役立ちます。

感情の波に飲まれずに、自分を客観視することが出来れば。
仕事上でのコミュニケーションや、自分の心を守ることにも役立つわけです。

私がこのブログでたまに書いている、自己対話もメタ認知に含まれる一つの技術だと思います。
自分と対話することで、自分が気づいていない自分を知る、認知する。

それが、何においても良い影響をもたらすんです。
はっきり言って、メタ認知ができること、深まることにマイナスな側面はほとんどありません。

全くないとは言い切れません。
しかしながら。
メタ認知が持つ恩恵に助けられることは人生において少なくはないということは確実に言えます。

カウンセリングとメタ認知

せっかくなんでカウンセリングについても少し触れたいと思います。

カウンセリングは、相手の言葉を伝え返すことで、相手の自己対話を促します。
自己対話を促す。
そして自分の思いを客観的に感じてもらう手助けをする。

つまり。
カウンセリングそのものに、メタ認知を深めるという意味合いが含まれています。

正直、まだ日本のカウンセリング事情は発展途上という感は否めません。
世の中的にはどうか分かりませんが、私の知る限り。
カウンセリングを受けて良かった、という声はあまり聞こえてこないというのが現状です。

カウンセラーの力量うんぬんの問題もありますが。

こうやってメタ認知が知られるようになったので。
興味がある人はカウンセリングに行ってみるということをオススメしたいと思います。

www.nanigashimental.work

メタ認知能力を向上させる方法

一番は、思いや考えを紙に書くということですかね。

よく、むしゃくしゃした時にはその思いを紙に書くといい、という方法が紹介されますが。
これもまさしくメタ認知です。

自分の気持ちを書き出して、自分の目で再認識するということです。

一度自分の頭から放たれたものは自分で書いたと分かっていても、
目で見て認識するとやっぱり、ちょっと感じ方が違うものです。
日記をつけている人は、それを読み返すと良くわかると思います。
あの時の自分はこうだったなぁ、こうすれば良かったのになぁ、と感じると思うんですが。
これはいうまでも無く客観視で、これこそがメタ認知です。

日記というと、過去の事なのでより感じやすいと思います。

一年前の出来事。一週間前の出来事。一昨日の出来事。昨日の出来事。今日の出来事。
このように現在の自分に近づけていくうちに。何度も経験するうちに。

いま、目の前で起きていることに対しての客観視、メタ認知が出来るようになると言われています。

これがつまり、メタ認知能力の向上につながるというわけです。

おわりに

自分と向き合うこと。
自分を、客観視するということ。
自分の中の、もう一人の自分。つまり本心と向き合うということ。

生きている以上、自分という存在から自分を切り離すことは出来ません。

一つの体と心でルームシェアをしている同居人が、何も話さず、何を考えているか分からないような状態ではお互いストレスが溜まりますよね。

その状態は、メタ認知を理解することで解消されるのではないかな、と思います。

今日はそんな、お話でした。

なにがし。