病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

失読症的な経験を語る。

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最近、失読症っぽい症状が出ました。
失読症とは、ざっくり書くと文字が認識できなくなる病気です。
※ちゃんと説明すると、その病状は多岐に渡るので省きます。

仕事中、ふと手書きの書類があったので書いていた時。

小学校の時に習った超簡単な漢字を忘れてしまったのです。

漢字二文字の熟語だったのですが、ネットで調べて、すぐに答えは見つかりました。
頭の中でも、「多分これが正解なのだろう」とは思いました。
しかし漢字として認識ができないどころか、記号にしか見えない。

「あ、これはやばい」

直感でそう感じました。ただのど忘れとはあまりにも違いました。

誰もがある程度の漢字の書き順って想像できるはずですが、
書き方の想像すらできません。地図記号の書き順が想像できないのと同じです。

実はその感覚は初めてではなく、過去に何度かあったので、すぐに書き順を検索。

動画で書き順を見ることができたのでそのまま裏紙に何度も何度も、書きました。

字として書いている感覚はなく、よく分からない記号をひたすら書いているような感覚。
バランスもめちゃくちゃです。丁寧に書こうとしても、漢字を覚えたてのこどものような字。

二文字の熟語のうち、片方は覚えていてちゃんと書けるのです。
忘れた方の漢字だけ、全然書けない。

頭の中では、「今書いているものは漢字で、私がこれまで何度も書いてきたものだろう」という認識はあります。

しかしあくまでも想像で、おそらくそうなのだろう、という感覚です。

「このまま思い出せなかったら、絶対やばい」

そう思いながら裏紙にびっしり、50回ぐらい書いた時に。

堰をきったように記憶が戻ってきました。

「あぁ、そうだ。これだ」

と感じたのと同時に、安堵。

それから1ヶ月ほど経ったかと思いますが、それ以来はちゃんと思い出せるようになりました。

加齢か、ストレスか。

今回は力技で強引に対処できましたが、
こういう病気は問答無用で自分の人生をぶっ壊す。
そう痛感させられました。

今回は漢字一文字でしたが。
これが、日常生活に必要な事柄や、大切な人の存在、培った知識。
そういうものを忘れたとしたら、えげつないの一言につきます。

そうなったらそうなったで、その時にできることをやるしかないんですが。

正直、その一件があってから。
実はもう忘れている大切なことがたくさんあるんじゃないかと、怖いんです。

だから努力しよう。

残された時間は、きっと多くない。

そう思った、出来事でした。

なにがし。