YouTubeでこんな話を見ました。
「人は考え方次第で幸せになれる」
「収入よりちょっとでも支出が少なければ人は幸せを感じる」
「欲望が多ければ、収入がいくら増えても幸せにはなれない」
とある学者さんの本を要約する、といった動画だったかと思います。
私は、これらにおおよそ納得しました。
ただ、一点だけ。ちょっと思ったことがあります。
それは。
「欲望が多いから幸せにはなれない」という点に対してです。
昔よりも快適に暮らせるようになって、欲望が増えた、とか。
求めるものが多いから、出費がかさんでしまうんだ、といった話がありました。
これ自体はまぁ、間違ってはいないとは思うのです。
私自身も今の生活が苦しいのは、自分の欲望が多いからと言われればそこまでのことです。
しかしだからこそ。
ちょっとだけ、言いたいのです。
「欲望って、年齢を重ねるごとに増えるものじゃないか」と。
二十代の頃は、とりあえず生活ができればそれでよかったはずです。
しかし、年齢を重ねればそれだけではいけなくなってきます。
子どもができれば、子どものため。
家族のため。
家を買えばローンを組みます。車だって壊れる。
体力が衰えれば病気もするし、健康にも気を使わなければいけない。
いろんなものを見聞きして、やってみたいと思うことだって増えるでしょう。
そんな欲望や望みは絶対に増えるはずです。
それに引き換え、給料はそんなに都合よく上がりません。
それを捕まえて、
「収入に対して支出が多いのは欲望が多いせいだ」、
というのは酷じゃないかと思いました。
私の境遇はさておき、できる限りの一般論として。
そんな風に思います。
もちろんすべての欲望の擁護はできませんが、そんな風に思うんですよ 。
まぁ、だからこそ。
じゃあその欲望を叶えるために努力しなさい、ということになるので。
別におかしい話ではないのですが。
なんか。
「年齢を重ねて」
「時代が変わって」
だから欲望が増えた、ということを悪く考えたくはないなぁと思うのです、個人的に。ちっちゃいですけど。
便利になった世の中なんだから、それを享受したいと思うのは当たり前。
年齢を重ねたのだから、欲望を叶えたい欲だって増えて当たり前じゃないか?
そんな中で苦しむことはもちろん、つらいことだし。
その希望さえ持たなければ幸せに生きられる。そこは、まぁ理解できなくもないけれど。
そんな中でもがき苦しむことを根っこから否定することはどうなのか?と。
そんなことを思いました。
言いたいことは1つ。
納得できないなら、ただひたすら努力あるのみ、です。
なにがし。