誰かにとっての居心地の良い場所があるとしましょう。
しかしそれは、他の誰かにとっても居心地の良い場所だとは限らないものです。
世の中には星の数ほどのコミュニティがありますが。
その中にいる人全員が共通の幸せの尺度を持って、心を通わせて同じ方向へ向かっていることは少ない。
ものすごく勝手なで根拠のない話ですが、私はそんな風に思います。
コミュニティの考え方はいろいろあって。
コミュニティのメンバーだけが幸せになろうとする道。
コミュニティと、それを取り巻く環境を含めて幸せを目指す道。
コミュニティ以外の何かの為に存在し、自己の犠牲を厭わない道。
コミュニティ内の、ある一部の為に存在する道。
コミュニティ内といえどその中で切磋琢磨し、切り捨て、コミュニティそのものを生かそうとする道。
大してそんな難しいことを考えない道。
そんなものが様々あって。
その中で。
自分だけが良ければ良い。
自分も他人も良くなくてはいけない。
自分はいいから他人を育てる。
自分が落ちるなら道連れにしてやる。
というような個人の考え方が密集して成り立っています。
もうこれだけで、難しいことがわかるかなと思います。
人が集まる以上、簡単ではありません。
そして、その中で。
これまた大事なところで。
自分が属するコミュニティと、自分の考え方が合致している人は。
良くて半々か、もしくはそれ以下なのかなと思います。
この理由は、世界幸福度ランキングの結果からなんとなく察知しました。
2019年には156カ国中58位、昨年は62位。
過去最低の順位を年々更新している状況です。
そんなことを抜きにして、超偏見で言ってしまえば。
現状に満足している、そう言う人は私の身の回りにほとんどいません。
ネットを見ても、知り合いと顔を合わせても。
(ネットは私の閲覧している範囲が悪いだけかもしれませんが)
なので。
当たり前のことをやっているだけでは、掴めるものは無い。
そんな風に思います。
日本という枠組みの中だけでも、何千万人が己の居場所を探して彷徨っているのですから。
それぞれ求めるものは違うので、全員が全員ライバルではありませんが。
それでも決して倍率は低くは無いと思っていていいでしょう。
だから、勝ち取りましょう。
納得できないならば、それしか道は無いんです。
なにがし。