病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

心を楽にしようという考え方が、必ずしも良いとは限らない。

結構前に。

つらい経験をした時に、その気持ちをそのまま糧に行動しようという記事を書いた。

www.nanigashimental.work

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病んだ時、感情が爆発した時、追い詰められた時ほど。

火事場の馬鹿力よろしく、人間としての力は出る。

これは、私はすごく大事だなぁと思う。

で、先日。

マガポケというアプリで漫画を読んでいたら。

そんなことが書いてあって、ちょっと書いてみたいと思いました。


その漫画では。

「絶望することも才能だ」

みたいなことが書かれていました。

ブルーロックというちょっと異色のサッカー漫画。

世界一の選手を育成する為、牢獄のような場所に集められた選手たちが競い合うという話で。

そこから脱落した選手は、サッカー選手になることを諦めさせられるという状況。

追い詰められた人物が新たな活躍を見せて復活した時に、何やら偉い人が言った言葉だ。

まさしく火事場の馬鹿力で状況を打開した。

絶望して、そこから活路を見出すということはものすごく大切なことだ。だから絶望から目をそらしてばかりでは成長できない面もある。


絶望を感じる、ということは。

心にとって大きな負担で。

そういうものをどうにかこうにかして、楽に生きようぜ!みたいなことを私は何度も書いてきた。

しかし。

それは、視点を変えれば逃げと言われてもしょうがない考え方だ。

最初に載せた二つの記事はそうではないにしろ。

その他はそこそこの割合で、楽をする事や心の負担を軽減することを念頭に置いている。

でもそれは。

成長する機会を奪っている場合もあるなぁと思ってしまった。

うまくできないから、捉え方を変えてみよう。そしたら楽になるよ!みたいなものは。

うまくできないという事実に蓋をしている事にも通じる。

世の中、うまく出来ないならばそれを単純に克服して生きてる人だっている。

壁にぶち当たって、考え方だけ変えて横をすり抜けるのと一緒で。

そういう生き方をしていると。

壁を自力と努力で乗り越えた人には手も足も出なかったりするんだ。


だから。

もちろん考え方で楽になるならばそれも良いし、これからもそういう記事は書く。

私の唯一の取り柄だと思っているし、これを奪われたらもうブログ辞めるしかないので。

だが。

しかし。

時に。

絶望することもとても大事だ、という考えは付け加えたい。

傷口に塩を塗りつけて、その上からケチャップとソースをぶっかけるような話かもしれないけれど。

その痛みが、強くなる為には絶対に必要だと私は思う。

私も今、そういう状況だけれど。

楽して楽になろうとは思わない。

つらい時ほど地べたを這いずり回れ。

苦しい時ほどもっともっと自分を追い込め。

どうしたって、苦しいものは苦しいんだから。

苦しむ為に、苦しむ必要なんてない。

必要なのは自分に、そして人生に勝つ為の苦しみ。

厳しい話かもしれないけれど。

取り急ぎ楽になることだって大事だけれど。

今日の私は、そう強く思う。

なにがし。