病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

優しさか、厳しさか、自分の為か、他人の為か。

例えば、仲の良い同僚に。

「会社を辞めようと思う」

そう言われた時、あなたは何と答えますか?

今日はそんなことを少し、考えてみたいと思いました。

正解と不正解

このテーマは、とても難しいテーマだと思います。

  • 相手の事情を察して、それを肯定する。

  • 辞めて欲しくないという自分の気持ちを優先して伝える。

  • どんな理由でそうなったのか話を聴く。

他にも選択肢はたくさんあると思いますが。

おそらく、どの選択肢でも正解にも不正解にもなり得ると思います。

事情は様々だし、未来のことは誰にも分からない。

自分が言った言葉が相手を苦しめるかもしれないし、救うかもしれない。

人一人の一生を左右しかねない。

だから難しいのだと思います。

同僚の心理

この言葉を発した同僚の心理を考えてみます。

  • 心は決まっていて、ただ報告したい。

  • 辞めたくないので止めて欲しい。

  • 自分がどう思われているか確認したい。

  • 踏ん切りがつかないので、意見を聞きたい。

これもまた様々です。

当然ですがこれによって、答えは変わります。

自分の心理

実際これを言われた側の心理も考えてみます。

  • 自分の仕事の負担が増えるので辞めないで欲しい

  • 単純に仲の良い友達に辞めて欲しくない

  • 仲が良いからこそどうしてそうなったのか聴きたい。相談にのりたい。何を悩んでいるか聴きたい。

  • 面倒

などなど。

事情は様々な中で、これらのお互いの気持ちや要求を満たす答えでなければこの場面は乗り切れません。

もちろん、正解を選ばなきゃならないわけでもないのですが、

こういう場面はちょくちょくあったりもするのかなぁと思います。

どういう選択をすれば良いか

答えは一つではありませんが、やはりまずは話をすることが大事なのかなぁと思います。

どれだけ仲が良くても、こういう相談事はそれなりに悩んだ末のもので。

一言二言で解決するようなものではない場合がほとんどだと思います。

相手の真意を捉えて、かつ自分の正直な気持ちも伝える。

とても難しいのは承知の上で。

こういうことが大事だと思います。

下手をしたら今生の分かれ目にもなりますので、思いはしっかりと伝え合った方がいいでしょう。

おわりに

ちなみに私は。

このセリフを言う側にも言われた側にもなったことがあります。

今でこそ転職のハードルは昔よりも低くなってきた感はあるものの。

やはり大きな選択であることは間違いありません。

この問いのやりとり次第では今後の関係性において大きな溝にもなりかねないことは明白です。

ちなみに。

私は言われた側になった時のやりとりを後悔しています。

自分の気持ちの中では、話を聞いたつもりでした。

相手の心情も慮ったつもりでした。

自分の気持ちとしては辞めて欲しくないけれど、そう決めたのなら大変だろうけど頑張るしかないね。何かあったらいつでも相談に乗るよ。

そんな感じに答えたのを覚えています。

細かいやりとりは省きましたが、こうやって結論を書いてみるとそれなりに冷たくあしらったような印象も感じます。

その後、その人は会社を辞めました。

相手はその時、強く引き止めて欲しかったと。

後からそう言われてしまいました。

事情とか、気持ちとか。そんなものを無視してでも。

「辞めて欲しくない」

強く、まっすぐにその気持ちをぶつけてもらいたかったと。

結果論でしかありませんが、こういうケースもあります。

人の心は難しい。そう思わされた私の経験です。

自分の思いをぶつけるのはとても勇気が入ります。

でも、それが求められるタイミングもあって。

そういう時をいかに逃さずに、アクションが取れるか。

それは人としての何か、とても大事なものなのかなぁと思います。

優しさ、厳しさ。

自分の為か、他人の為か。

選択肢はその時々で無限にある。

時にはリスクを恐れずに、人のためにまっすぐに。

いつか自分もそういう人間になりたいと思い、こんな記事を書いてみました。

何か感じて頂けたら、幸いです。

なにがし。