病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

葛藤と、その苦しみとの戦い方と対処の話。

葛藤。

右も左も。
あっちもそっちも。

こうしたいけど、こっちも捨てられない。

なんて葛藤の経験はあると思います。

今日はそんな、葛藤のお話を。

葛藤は、苦しい

どちらかを選びたいのに。
どちらも中々選べない。

そんな、葛藤は苦しいもので。

抱えていれば抱えている間ずっと、心にダメージがきます。

そのダメージが蓄積すればするほど。
どんどん選ぶのが怖くなる。

今日のおやつはプリンかヨーグルトか、なんて葛藤から。
人生を左右する葛藤まで。

いろんな葛藤があり、人はそれに苦しみます。

葛藤は、己との戦い

葛藤は当たり前のことなんです。

お金や時間。

限りあるものを犠牲にするかもしれない選択であればあるほど。
より良い方を選びたいのが人です。

実際。
失敗しても取り返しのつくものであればそんなに葛藤は生まれません。

カウンセリングと葛藤

カウンセリングのテクニックの中では。
相手の葛藤は両方をそのまま伝え返すというものがあります。

Aにしようか、Bにしようか迷っているんです。

Aにしようか、Bにしようか迷っているんですね。

これはカウンセリングのごくごく基礎的なやりとりですが、これになんの意味があるかというと。

AとBのどちらを選べばいいか?という問いに対する答えではなく、
AとBのどちらかを選ばなければならないと感じていることを自覚してもらう為。

何を言ってるんだ?と感じるかもしれませんが、実はこれが意外と効きます。

相手の言葉は客観的に聞こえるんです。
自分が直前に言った言葉だとしても、それは同じで。

自分が追い詰められた状況下では中々見えないもの、それが見えることがあります。

たとえ同じ葛藤だとしても。

自分の中に芽生えた葛藤に対しての気持ちと。
他人の中に芽生えた葛藤に対しての気持ちは、感じ方が違うことがあるんです。

それを感じることで。
葛藤に対しての見え方、戦い方が変わって。

自分の中で納得できる選択がしやすくなる、ということなんですね。

葛藤は、どちらを選ぶかではない

多くの場合。
葛藤は、どちらを選べばよいのか?ということそのものに対しての悩みではないと私は思います。

片方しか選べないという状況がそうさせるもの。
選ばなかった方がもしかしたら、良かったのかもしれない。
選んだ方が、間違っているのかもしれない。

その。
はっきりと見えない何かに対しての怯えや恐れが、葛藤の正体です。

AとB、どちらを選ぶか?というのは。
はっきり言って、どっちでもいい場合がほとんどです。

実際。

葛藤の末に何かを選んだことがあるならば思い返してみてください。

選ばなかった方に対して、やっぱりこっちを選べばよかったなぁと思うことはあるかもしれませんが、
あくまでそれはイメージの中のもので。

圧倒的なリアルは実際に選んだ方です。
自分の目で見て体感して。
後悔しながらもいつしか慣れ。
もしかしたらこちらで正解だった、なんて思うこともあるでしょう。
選んだ後は葛藤していたことすらも忘れてしまう場合もあります。

葛藤は、どちらの道で迷うかではなく。
どちらかを選べないという恐怖や恐れであるからこそ。

こんな気持ちにもなるのかなぁと私は思います。

おわりに

葛藤は。
きっと心を育てると思うので。

大いに経験するべき事柄だと思います。

つらいけど、苦しいけれど、私はそう思います。

人間誰しも、失うという経験を絶対にします。

失うものを自分で選び、後悔し、苦しむ。
時としてそれは。
残酷な、突然の別れより苦しかったりもします。

葛藤という、自分の中の苦しみはその人だけのもので。
全てを一緒くたに語ることはできませんが。

そのオンリーワンの苦しみこそ。
自分を自分たらしめる経験に他ならない。

なんて。

今日はそんなことを思いました。

なにがし。