そう。
仲春の風物詩、ツバメです。
今年は来るのが遅く、もう仲夏で梅雨ですね。
しかし。
我が家の軒下に来てくれたことを嬉しく思います。
他の御宅の立派な巣と違い、我が家の巣は小さくてボロッボロで。
つぎはぎで何とか直しながら居てくれるんですが、毎年巣立った後には直したところがまた剥がれ落ちています。
きっと彼らの間では不人気物件なんだろうな、と思わざるを得ません。
それでも来てくれるんだなと思うとやっぱり嬉しい。
勝手な思い込みですが、家族が増えたような気がします。
私が朝家を出るとき、ひょっこりと顔を出してくれて。
別に何かをしてあげられるわけでもないのですが。
連綿と続く命の営みと言いますか、そういう生に対しての真っ直ぐな想いを強く感じさせてくれます。
「あれやこれやと考えんと、さっさと童(わらし)の一人でもこさえんさい!」
そんな。
肝っ玉母ちゃん的なことを言われた気がします。
今年も元気に巣立っていってね。
なんて。
なにがし。