人間関係がうまくいかない時は、距離感を意識すると良いと言われます。
距離感には、大きく二つの距離感があります。
自分が取るべき距離感とははなんなのか。
今日はそんなことを書いてみたいと思います。
この記事のターゲット
人間関係で悩んでいる方
人との距離感の考え方の理解を深めたい方
距離感は、二種類
距離感は、大きく二つの種類に分けられると思います。
一つは身体的、物理的な距離感。
もう一つは、好き、嫌いなどの心の距離感です。
これらを分析すると。
距離感が人との関係にどう影響するか。
そんなことが分かったりします。
物理的な距離感
まずはこちらから考えてみます。
物理的な距離感です。
例えば、あなたがものすごい苦手な人がいるとして。
その人が隣の部屋にいるとしましょう。
その時に嫌悪感を感じるかと言われれば、そこまでではないと思います。
しかし、その人が部屋に入ってきて隣に座ったとしたら。
かなりの嫌悪感を感じると思います。
物理的な距離はこのように、精神的に大きな影響を与えるということです。
よく、夫婦が別居してお互いに頭を冷やそうという行動をとることがありますが。
これはまず、私は理にかなっていると思います。
嫌ならば物理的に距離を取る。
これによってひとまず心の安定を取り戻すことは悪いことではないと私は思います。
心の距離感
次に心の距離感です。
自分としては仲良くなりたいけれど、相手からはなんとも思われていなかったり。
逆に自分はものすごく苦手だと思っているのに、何かにつけて距離を縮めてこようとされたり。
お互いに対する気持ちがかみ合っていない状態を、心の距離感がかけ離れている、なんて表現しますね。
心の距離感は、取り扱い注意です。
直接的な表現が必要になる場合が多いからです。
私とあなたは考え方が違うんだ。
心の距離感を変化させるためには、この思いを何らかの形で相手に伝えなくてはなりません。
伝えた以上、相手の気持ちも変化します。
どう変化するかは読めません。
関係性を強烈に変える効果はあるけれど、リスクは高い。
そんなことが言えます。
取るべき行動の選び方
ここまで、二つの距離感について書きました。
じゃあどうすれば良いのか、何を基準に考えれば良いのか。
なんて思う方もいるかと思います。
残念ながらはっきりと言える答えはありません。
その場その場で、考えて対処するしかありません。
ポイントだけ、挙げてみます。
- 物理的な距離感を取ることはローリスク ローリターンです
- 心の距離感を正す行動はハイリスク ハイリターンです
ちなみに。
人間には、返報性の原理という機能があります。
やられたらやり返そうという気持ちと同じ意味合いです。
そして自分に向けられた嫌悪に対しては嫌悪で応える、嫌悪の報復性というものもあると言われています。
人に思いを直接的に伝えれば、反論される可能性が高くなるのです。
嫌なものを嫌だと言うな、とは私は思いません。
言いたいことを言い合える関係は素晴らしいものです。
経験としても申し分ありません。
逆に考えれば、嘘であろうと何だろうと。
人に好意を向ければ自分にも返ってきやすい。
少なくとも、嫌悪の情を見せなければ自分に嫌悪が向かってくる可能性を減らすことができます。
情けは人の為ならず、と同じ考え方もできるのです。
どちらにせよ、正解なんてものはありません。
大事なのは、自分がどうありたいかという選択も含めて考えるということだと私は思います。
人間関係は、人生にとってとても大きな要素になります。
ここを簡単に考えてはいけないと私は思っています。
人間関係がうまくいかないということは。
それはすなわち、成長のチャンスです。
人ごとみたいに言うな！と思われても良いです。
あえて書きます。
困難はチャンスです。
よりよい未来の為に。
苦しむことから逃げずに。
立ち向かいましょう。
おわりに
色々書きましたが、難しいものです。
何が難しいか言い訳をすると。
私は普段会う人、愚痴を聴かせてもらう時は自分の考えをほとんど言いません。
浮かんでもきません。
相手にただ寄り添う際は、自己主張の意味はほとんどないからです。
ブログでは、多少の自己主張をしないわけにはいかないので、こんなことを書いていますが。
なんだか、つらいなと感じます。
もっと人に寄り添いたいなと、思います。
そんな方法をいま、考えています。
いやいや、愚痴っぽくなりました。
なんていうんだろう、こう言うの。
あぁ、チャンスだった。そういえば。
なんて。
なにがし。
