朝、私が一人で使っている溜まり場の近くで。
いつも犬の散歩をしながらゴミを拾ってくれているおばあさんがいます。
ニコニコしながら、犬もはしゃいで楽しそうで。
なぜゴミを拾ってくれているのかは分からないけれど。
きっと、表情や仕草を見る限り打算ではないのだろうなぁと思います。
そういう人を見ると、私はなんてちっぽけなんだと思わざるを得ない。
おそらく打算とかではない人に対して、最も嫌がられるであろう気持ちなのは重々承知はしています。
当然、憎らしいとかそういう思考ではなく。
むしろ羨ましいという気持ちが勝って。
本当に素晴らしい人間ならきっと、すぐにでも自分から進んで同じようなことをするのだろうけれど。
今はただ自分のためにやるべきことを精一杯やるという選択をします。
しかし。
私も年を取ったらそういう人間になりたいと強く思います。
一応、人や国の在り方がこのままならば。
それなりの財産を築けなければ。
ある一定の年齢を過ぎたあとは、その時の若者達に生かされるということにもなって。
それならばせめて。
そこにただ胡座をかいて座っているよりも。
ゴミ拾いのひとつも進んで出来るような存在でありたい。
そう思います。
私たちが今生きている土台は。
形は何であれ上の世代から引き継いだもので。
引き継いだ以上は、次の主役に回していかなくてはならなくて。
他の人はどう考えるか分からないのでそれはそれでいいとして。
少なくとも自分は少しでも、その時を輝いて生きる若者達の礎になりたいと。
そう在りたいなという話でした。
なにがし。