敵の敵は味方という有名な言葉がありますね。
敵だとか味方だとか、少し物騒な感じもしますが。
メンタル的にきついならば多少は、こういうものも必要かなと私は思います。
今日はそんな。
敵の敵を味方につけるコミュニケーション戦略を書こうと思います。
この記事のターゲット
- コミュニケーション能力の向上を目論む方
- うまくコミュニケーションが取れない相手がいる方
- コミュニケーションに悩む方
敵の敵は味方、という考え方
一つの大きな存在に対して。
同じように敵だと考える集団がいたら、それはもう味方と同じという考え方です。
ジャイアンという大きな敵に対して、のび太とスネ夫が手を組んでギャフンと言わせる、みたいな感じですかね。
普段は敵対していたとしても、共通の敵がいれば手を組んで共闘できる。
昔の戦争で使われた戦略だったようですね。
(実際に使われたかどうかは分かりませんが)
逆から考えれば。
共通の敵さえいれば、敵対している相手とも手を組める、ということになるかと思います。
敵の敵は味方、という考えの力
ちょっと厳しい話かもしれませんが。
コミュニケーションは、実は結果が割とはっきりするものだと私は思っています。
基本的に、嫌いな人には何をされても面白くないし、好きな人だったら多少の失敗は目を瞑ってくれる人が多いからです。
根本にどんな感情があるかで人の評価なんてさらりと変わります。
つまり。 お互いがお互いをどう思っているか、というのがそもそも超大事です。
なのでお互いの気が合えば仲良くなるのは早いし、
どちらか、または双方にその気がなければコミュニケーションは中々深まりません。
なので、上手にコミュニケーションが取れないならば、あまりよく思われていない可能性があります。
その状況を打開するためには多少のきっかけがあると良いわけです。
共通の敵がいることそのものが、手っ取り早くきっかけになり得る、と私は思います。
敵の敵は味方、を活用する
じゃあ実際にどうすれば良いの?ということになります。
悪い例と良い例で書いてみます。
悪い例 身近な人を共通の敵にしてしまう
一番分かりやすい敵は、職場のちょっと困った人ですかね。
それが例えば、広い影響力を持つそれなりの地位の人だったりすると。
強いヘイト(反感、憎しみ、苛立ち)が溜まっている場合があります。
そこに。
私もあの人には困ってます…なんて言い寄った日には、その瞬間からマブダチ間違いなしです。
要は、自分に対するマイナスの感情をそのヘイトが越えていれば良いのです。
だから、当然こういう強い感情が含まれている場合は、割とすんなり仲良くなったりします。
しかし、人の感情が絡むので、当然リスクが高いということになります。
先の例で言えば、結局スネ夫がのび太を裏切ってジャイアンの側につき、ブチ切れたジャイアンに余計にぼこぼこにされる話が良くあります。
こういうことになりかねません。
そして。
自分より下の人間に対してはこれをやると、さらに良くありません。一緒になって虐めるみたいなことにもなりかねませんからね。
このように人を対象にすると、効果は高いかもしれませんがその分リスクも高く、手痛いしっぺ返しの可能性も高いです。
良い例 状況を敵にする
これは私が実践しています。
平たく言えば人以外を敵にします。
今で言えば、コロナウイルスです。
私の会社は、残念なことに飲み会を自粛しなさいという御触れが出ています。
ちょっとした世間話ついでに、飲み会したいですね、なんて言うと酒飲みの人はまず良い反応をします。
コロナのおかげで余計な御触れが出て、堂々と飲みにいけないというヘイトが溜まっているからです。
そうなったらもう断る人はいません。飲み友達ゲットだぜ、となります。
私はこの方法でお酒に誘いたかったけど誘えていなかった人を数人、確保しました。
普段ならばまず誘えないような関係性の人です。
さらに、旧友とのオンライン飲み会もこんな感じで実現しました。
お互いの気持ちが合致したわけですね。
この方法であれば、相手は意思を持たざるものなので、いくら敵にしても、けちょんけちょんに罵倒しても大丈夫です。
他にも。
天候やニュース、テレビの話。
地域の出来事、趣味の話など、色々なものを敵にできると思います。
ただし、どれくらいのヘイトが溜まっているかが人によって違うので成功率と効果はそこそこといったところでしょうか。
それでも、何も無いよりかは絶対に良いです。
まとめ
今日は、敵の敵は味方、と言うテーマで書かせていただきました。
これは日常のコミュニケーションにも当然有用なことです。お互いに敵だと認識できるものがあればそれを活用すると良いと思います。
その時、人ではなくものや事象を共通の敵として認識するのが良いでしょう。
といったお話でした。
おわりに
現在は、コロナウイルスが人類にとって共通の敵と言えますね。
さらに本当に危険なのはそれに伴う情報によって右往左往させられる大衆かもしれませんね。
こう。
大きな力で世の中がうねっている。
そんな風に思います。
なんて。
なにがし。