病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

タイミングを制する者は。

f:id:tpippi:20200719212314p:plain 今日はタイミングについてです。

難しいものですが、人間関係においてタイミングが持つ力は、絶大だと私は思っています。

タイミング次第で困難なものが簡単に。逆もまた然り。

人間関係やコミュニケーションについての話です。

目に見えない、タイミングを制する力

時間の流れは確かにあるのに、私たち人間はそこまで多くの表現や認識が出来ません。

タイミング、時の流れ、過去、未来、間、時間。

時間の流れのことを指しますが、じゃあその正体はなんなのか?と言われてもよくわかりませんね。

私は瞬間瞬間が過ぎていくことの連続かなと思います。

確かにそれはあって、私たちを次の瞬間に運んでいきます。

同じ人間という存在ではあるものの。
今この瞬間と、三秒後と、十秒後と、五分後ではきっと別のことを考えていて、それぞれ感情も考え方も体調も微妙に違います。

コミュニケーションにおけるタイミングを制するということは、
その移り変わる人間の感覚をいかに活用できるか?ということに他ならないと私は思います。

タイミングの良し悪しの例

例えば。

仕事で大きな失敗をしてそれが上司にバレたとしましょう。

①すぐに謝る。
②その日は逃げて次の日に謝る。
③知らないふりをする。

タイミングを制する上で、どの選択肢が良いでしょうか。
ひとつずつ考えていきます。

①すぐに謝る

これはまず一番上司との間に禍根を残しにくい堅実型な行動だと思います。
ただし。失敗を認識した上司の感情が昂ぶっている場合があるので怒られる可能性はまずまず高いかなと思います。
その代わりにすぐに謝る分、上司の溜飲も早く下がると考えられますね。

②その日は逃げて次の日に謝る

これはバランス型の選択肢かと思います。
上司として、部下のミスが発覚した時点で注意をしなければならない状況になる場合が多いので。
上司としても一日分、イライラを募らせている場合があります。
しかし。
ミスに直面してすぐよりもある程度俯瞰的に物事を見れる場合もあるので、感情的にはなりにくいのかなと思います。

③知らないふりをする

これはギャンブル型の選択肢ですね。
上司によっては全く怒られないかもしれません。
そのまま他のミスもなく仕事をしていれば、上司も言うタイミングを失います。
ただし。
似たようなミスを繰り返した場合や、物事の大きさによっては。
他の選択肢以上に怒られることでしょう。

タイミングを読む、人を読む

まぁ、何となく書いてみましたが。

実際、何が正解ということはありません。
あくまでも書いたのは一般的な私の経験に基づいたもので。

上司の人柄や考え方、関係性、自分の中での目的。

様々なものによって答えは変わります。

自分がどうありたいかという目的と、相手の感性、人格。 そういうものをクロスさせて導き出すのがタイミングや間なのかなと思います。

どれだけの情報を掴むかが鍵

タイミングを制する人は、とにかく情報収集が上手です。

どこで誰が何を言っているか。しているか。
怒っているか。笑っているか。

表情。歩き方。仕草。癖。服装、髪型。香水やコロン。

話している内容。ため息。

今日は誕生日とか、記念日とか。

怒ったり泣いたり、強い言葉を発した後は感情が昂ぶっています。
誰かにお願いをした後は、次は自分がお願いされることを望んでいたり。
良い行いをした後は褒めてもらいたかったり。きついことを言われると逆に余計落ち込んだり。
新しいことを知ったら話したくなったり、試したくなったり。
誰かがやっていれば、同じようにしたくなったり。

全ては流れ流れる時の中で起こった物事が次の瞬間に影響していきます。

そういう事柄を把握することが、タイミングを制するには欠かせません。

何かが変われば、いつもと違う。感情が動けば、先の感情もまた大きく揺らぎます。
もちろん気まぐれということもありますが、そういうものにアンテナを張っておくことが非常に大事かなと思います。

小さな波が大きくなって溢れるその瞬間に何を言うか、何を成すか、ですかね。

今日のポイント

  • タイミングの力は絶大

  • 常にアンテナを張っておくこと

  • タイミングのコツは、感情と言葉の流れ

おわりに

誰かに言った何気ない一言が。

例えば、その瞬間に同じことをその人が思っていれば、それは何かの運命かなと思うように。

たった一言でも、それが色んなものと折り重なってとてつもない意味になることがあります。

それが起こり得るタイミングは、その日かもしれないし、とある三十分の間だけかもしれないし、その場その時一分一秒だけの世界の話かもしれない。

もちろん、起きるのは良いことばかりじゃないけれど。

そういうものを掴もうとする努力は、人間に許されている。

人間が持つ数少ない、運命に抗える力と言ってもきっと、過言じゃない。

こういうのがあるからさ、人生もがきたくもなってしまうのよね。
なんて。

なにがし。